広島県の男子中学生の異常行動について思うこと

広島県三原市の男子中学生が、5歳の女児を建物の2回から投げ落としたとして逮捕された事件が報道されています。どんな理由があろうと言語道断の犯行ですし、骨折して全治三週間物けがを負わされた女児には本当に同情の気持ちがわきます。

速やかに回復して欲しいと思いますし、精神的にも大きな傷が残らないようにと願わずにいられません。それと同時に、この男子中学生の精神的な問題にも、周りの大人がかなり踏み込んで取り組まなければいけないと思いました。

言わずもがなですが、こうした常軌を逸した犯行に及ぶ人間というものは、本人が日ごろからかなり大変な心の問題を抱えているものです。もちろん人間には理性というものがあり、日ごろ抑えられているものですが、子供の心はそれほど強くありません。

ちょっとしたきっかけで我慢していたものが簡単に限界を突破し、異常行動に走らせることもあるでしょう。いじめや家庭内虐待、貧困など、今の子供を取り巻く状況は決していいとは言えません。もちろん大人だって生きるのが大変ですが、これからを生きる子供はより大切に、心の問題を取り扱われるべきだと思います。

こうした子供の異常な事件に触れるたび、私は秋葉原の連続殺傷事件を起こした犯人のことを思い出します。事件が明るみになってから、彼の異常ともいえる家庭環境は繰り返しメディアに報道されたものですが、それによると彼は小さい頃から母親から異常な虐待を受け、精神的にいつも追い詰められた状態だったようです。

当然、成人するころには自分でも精神的におかしくなっているのを自覚していたようですが、それを処理できないまま何年もの月日を過ごし、結果あのような凄惨な事件を起こしてしまいました。

彼ほどひどいケースはもちろん例外的と言えるかもしれませんし、全ての問題行動を起こす児童にこのような背景が当てはまるとは言いませんが、それでも今回の事件を起こした男子生徒には何らかの形の精神的圧迫が物凄い重量でのしかかっていると考えることはそれほど的を外れた想像だとは思えません。

罪を償うことはもちろんですが、それと同時に彼の心を救うことを、彼の家族や専門機関が気にかけてあげて欲しいと思いました。